冬の定番といえば何を思い浮かべますか?
食べ物、お花、物…冬になるとよく見かける季節のものってありますよね。
そんな冬の定番、もしかしたら猫にとっては注意しないといけないものかもしれません。
今回は冬によく見かけるもので、猫にとって気をつけたいものについてのお話しです。
注意したい食べ物
【ネギ類】
長ネギ、玉ねぎ、にら、にんにくなどのネギ類全般は、有機チオ硫酸化合物という猫にとって赤血球が破壊される物質が含まれています。
深刻な中毒症状を引き起こすので猫に絶対与えてはいけません。
【みかん】
みかんの皮にはリモネンという猫が中毒症状を引き起こす成分が含まれています。
果肉は与えてもほとんど問題ないようですが、糖分が多いみかんは肥満の原因にもなりますので与えすぎには注意しましょう。
柑橘系のニオイを好まない猫もいますので、無理に与えなくても大丈夫です。
みかんの他、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ゆず、ライム等にもリモネンが含まれているので、柑橘系には注意が必要です。
【チョコレート】
チョコレートに含まれているカフェイン、テオブロミンをいう成分は猫にとって有害です。
チョコレートの他、コーヒーや紅茶、緑茶などカフェインを含む飲み物や食べ物は、猫には与えてはいけないものなので十分注意しましょう。
お花や観葉植物は注意が必要
【ユリ科の植物は猫にとって危険!】
ユリ、チューリップ、スズラン、ヒヤシンス等のユリ科の植物は花、根、茎等すべてが猫にとって毒性があり、もっとも注意しなくてはいけない植物です。
花粉や花瓶の水でも症状が出る場合がありますので、猫を飼っている場合お部屋に飾ることは避けましょう。
猫にとって危ない種類の植物の名前を全部覚えるのはまず難しいですが、何科の種類が危ないのかをまずは覚えるようにしておくと、ある程度判断することができるようになります。
今回は、毒性がある種類の中でも特に毒性が強い種類をご紹介します。
- アジサイ科
- イチイ科
- キキョウ科
- キョウチクトウ科(日々草など)
- キンポウゲ科(クリスマスローズ、福寿草など)
- クスノキ科(アボカド)
- ケシ科
- コバノイシカグマ科(ワラビ)
- ゴマノハグサ科
- サトイモ科(クワズイモ、モンステラなど)
- シキミ科
- スミレ科(パンジー)
- セリ科
- ソテツ科
- ツツジ科
- トウダイグサ科
- トチノキ科
- ナス科(ナス、トマト、ジャガイモなど)
- バラ科(スモモ類、りんご)
- ヒガンバナ科
- マメ科
- モクセイ科(ジャスミン)
- ユリ科(ユリ類、スズラン、チューリップ、ヒヤシンス、玉ネギ)
引用:猫が中毒をおこすおもな植物とは|猫の病気・症状の原因と飼い主ができること
猫にとって毒性のある植物は700種類以上あると言われており、実は危険な植物が沢山あります。
すべての植物が有害というわけではありませんが、お花や観葉植物を飾る前に、猫に害が無いか必ず確認しましょう!
我が家はお花や植物は置かないかわりに玄関にハーバリウムを飾っています。
アロマオイル・精油(エッセンシャルオイル)は猫にNG!
いい香りのアロマオイルは人間にとってリラックス効果がありますが、猫にとっては注意が必要です。
・アロマオイルとは、植物に由来する天然香料・精油(エッセンシャルオイル)や合成香料をプロピレングリコールやアルコール、植物油や鉱物油などで希釈した製品です。
・精油(エッセンシャルオイル)は自然植物の花、茎、根、果皮、樹脂、樹皮、種子から抽出する天然の液体のことで、100%天然素材だけで抽出したオイルです。
猫は完全肉食動物の為、体内に植物を消化、分解する機能がほぼありません。
精油の植物性由来成分は、代謝出来ず中毒を起こすことがあります。
頻繁に毛づくろいする猫、毛に成分がつくと体内に取り込まれてしまうので、猫がいるお部屋でアロマオイルを使う事は危険です。
こたつも使い方に気を付けよう
あったかくて人間も猫も大好きなこたつですが、酸欠、低温やけど、乾燥、熱中症や脱水症状、コードのいたずら等、猫にとって注意しないといけない点もあります。
時々こたつ布団をあげて空気の入れ替えをしたり、長時間こたつにいる場合は猫の様子を確認したり、場合によってはこたつから出してあげましょう。
熱中症や、低温やけどを防ぐために温度を低めにするなど、設定温度にも気を付けましょう。
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冬場、猫にとって気をつけたいものまとめ
いかかでしたか?
お家でまったり過ごすことも増える冬、猫にとって気を付けることも沢山あります。
万が一食べてはいけないものを食べてしまったり、なにか異変があった時は、すぐに動物病院へ連れていくようにしましょう。
猫にとって危険なものをしっかり確認、安全対策をし、猫と幸せなお家時間を過ごしくださいね。