我が家の猫きなこは、生後半年頃から困った行動がありました。
ウールサッキングをご存知でしょうか?
今回は生後半年から5歳になった現在までのきなこの様子をお話しします。
ウールサッキングってなに?
羊毛(ウール)をしゃぶる(サッキング)と言う意味です。
布、毛布、ビニール袋、ヒモ、輪ゴム、段ボール箱など、いろいろなものをしゃぶったり、噛んだりする行動のことで、場合によっては食べてしまうこともあります。
(食べてしまって、腸閉塞を起こしてしまうと手術が必要になります)
子猫時代、ケージで飼っていた時からよく毛布をふみふみして、しゃぶっていたきなこ。
ケージにいれたおもちゃを食べてしまったこともありましたが、すぐ口から出したのとケージにおもちゃをいれないようにしたので、そんなに気にしていませんでした。
猫が何かを舐める姿を見たことありますか? 猫を飼っている人であれば、もちろん自分の身体を舐める猫の姿を目にするはずです。…
生後半年頃から誤飲が始まる
誤飲が始まったのは部屋飼いにも慣れてきた、生後半年くらいになった頃です。
最初の頃はおもちゃについていたヒモです。
じゃれて遊んでいるうちに、もぐもぐと食べてしまいました。
その後、飾ってあるぬいぐるみをかじるようになりました。
特に、耳や飾りがついていたり、手足の細い動物のぬいぐるみ達が犠牲になりました。
他にもティッシュ、コートについているファー、靴ヒモ、羽毛布団の端についているヒモ等、色々なものをかじるようになり、羽毛布団はヒモをかじった時に穴が開いて部屋が羽だらけになりました。
とにかく色々なものをかじるので、かじっては隠しての繰り返しでした。
次に何に興味をもつかわからないのがつらかったです。
その時にウールサッキングのことを知りました。
原因ははっきりとはしていないようですが、早い時期に母猫と離れて寂しい思いをして育ってきた子にウールサッキングが多い傾向があるという話を見て、これかな?と思いました。
(きなこは野良猫が産んで保護された猫でした。)
ジョイントマット誤飲で病院へ
ついに病院に行く出来事が起きました。
猫トイレの下に敷いていた組み合わせ式のジョイントマットを食べてしまい、苦しそうに吐いていました。
ジョイントマットを見ると組み合わせの突起部分がなくなっており、すべて吐き出せたか分からない状況でした。
動物病院に行き、全身麻酔をしたあと内視鏡検査を受けました。
幸いお腹の中にジョイントマットは残っていませんでした。
対策したこと、最終的にとった行動
その後、ジョイントマットは片付け、ごはんを変えてみたり、よく遊ぶようにしたり半年くらい色々してみましたが、ウールサッキングは中々落ち着きませんでした。
更に旦那の仕事が忙しく帰りが遅くなったことをきっかけにものすごく鳴くようになりました。
最終的には動物病院に相談しておくすりを出してもらうことになりました。
おくすりを飲み続け、きなこが2歳になったくらいの頃には、以前に比べて落ち着いたと思います。
旦那の仕事も落ち着き、私も業務形態がかわって家にいることが多くなったので、それもよかったのかもしれません。
ウールサッキングは原因も治療法もはっきりとしていないのでとても困りました。
5歳になった頃の様子
今のところ、ウールサッキングをしていることはほとんどありません。
たまにヒモをかじっていることはありますが、誤飲はしていないと思います。
年齢と共に落ち着いてきたのもあるのではと思います。
落ち着いてはいるものの完治するものでもないようですし、これからも様子をみていこうと思います。
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